yuumi1289のブログ

思ったことを出す場所。意味なんてない。

精神医学

Twitter発達障害の話題をよく見るので書いてみる。
この記事を書くにあたり、「標準精神医学」という医学生も使っている教科書を読み、なるほどと思った点をピックアップしてみる。
(買った理由はただの趣味だ)

①通常の医学は自然科学であるが、精神医学は自然科学であると同時に人文科学的
…医師によって判断が違うときがあるといったものもこういう側面があるからなのだろう。

②精神医学では「平均基準と価値基準」「病気という視点」「事例性があるか否か」の3つの視点を駆使して、正常、異常の判定を行っている。

「平均基準と価値基準…」

平均基準…統計学的な概念より、その分布から外れた場合を異常と考える。主に知能、知的障害、認知症に使われる判断。数字としてきちんと出るのでわかりやすい。

価値基準…実用価値に対する優劣。常識的な基準を用いて判断。「理想」に対すイメージが基盤となっており、基準が変化しやすく、絶対的な信頼を置くことができない不確定なもの。パーソナリティ障害などには大いに使われる考え方。

「病気という視点…」

疾病…本来の生理的機能が働かなくなり、したがって生存に不利な状態

疾患…疾病より厳密な概念であり「ある臓器に明確な障害が確認され、それによって症状がでているとはっきり説明できる場合」のこと

症候群…複数の特定症状でいつも構成される状態があったときにとりあえずつけているもの。研究が進めば疾患としての要件が揃う可能性がある。

障害…個人的苦痛や機能の障害があるので疾病とは言えるもののその背景にある臓器障害がもうひとつはっきりしないもの。

「事例性があるか否か…」

社会のなかで疾病故に問題とされるということ。
極端に言えばどんなに病的で重篤精神障害であっても周りが気にしなければ精神医療の対象にはならないし、異常扱いされることもない。
精神医学的にはごく軽い疾患でも反社会的行動を示せば事例性の観点から重大な異常とされやすい…まぁこういったことだ。